ライティング実践ワークショップを終えて

先週、8月24日(月)、ライティング実践ワークショップを無事終えることができました!
ご参加いただいた皆さん、講師を務めていただいたトッティーさん、
そして関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
また、今回ご協賛いただいたAputure、Profoto、SEKONICの皆さまにも、心より感謝申し上げます。
長時間にわたるワークショップとなりましたが、
最後まで熱心に参加していただき、本当に嬉しく思っています。
最後には質疑応答の時間を予定していましたが、
その必要がないほど、終始たくさんの質問が飛び交っていましたね。
参加者は長野県内だけでなく、東京から足を運んでくださった方も。
今回のワークショップを通して、
改めて「今の時代だからこそ、こうして実際に顔を合わせて学び、話すことの大切さ」を感じました。
そこには、画面越しでは感じられない「現場のエネルギー」があったからです。
オンラインで学べることもたくさんありますが、同じ場所に集まって、
実際に光を見たり、機材に触れたり、
講師や参加者同士で話したりする中で生まれるものは、やはり特別な価値があります。
Profotoのデモンストレーションからスタート
ワークショップの冒頭は、Profotoの谷川さんによるL600CとL600Dのデモンストレーションからスタート。



このスペックでありながら驚くほど軽量で、バラストを必要としない取り回しの良さ。
そして、あえてボーエンズマウントを採用しなかった理由についても、
アンブレラなどのアクセサリーを実際に使用しながらご説明いただきました。
個人的には、開発においてあえてバイカラータイプを製造しない理由などもお聞きすることができ、
とても興味深く、勉強になる時間でした。
スペック表だけではわからない、
メーカーとしての考え方や設計思想に触れられたのも、今回ならではだったと思います。
「映像制作の本質」から始まったワークショップ
そして、今回のメインとなるトッティーさんのワークショップがスタート。
最初に行ったのは、いきなり照明の実践ではありませんでした。


テーマは「映像制作の本質」。
誰に、何を、どう届けるのか。
表面的な部分だけを見るのではなく、そこにある目的や背景を深掘りし、
「核」を見ることの大切さについてお話しいただきました。
照明も、ただ被写体を明るくするためのものではありません。
その映像が何を伝えたいのか。
どんな印象を与えたいのか。
その本質があって、はじめて光による印象設計ができる。
後日、参加者の皆さんからも「この時間がとても刺さった」という声をいただきました。
「晴れた昼下がり」をどうつくる?
その後は、参加型の照明実践へ。
今回、参加者の皆さんに最初に出されたお題は、
「天気の良い、晴れた昼下がりのライティングをつくってください」というもの。
まずは参加者全員で相談しながら、実際に照明を組み上げてもらいました。

「なぜ、この位置から光を当てるのか」
「なぜ、この機材を選ぶのか」
ただ正解を探すのではなく、それぞれの考えを言葉にしながらディスカッションをしていきます。
そして、その後にトッティーさんが、「僕ならこうする」を実際に再現。


おそらく参加者の皆さんが一番見たかった部分だったのではないでしょうか。
同じテーマでも、照明技師はどのように考え、どんな順番で光を組み立てていくのか。
完成した画を見るだけではなく、その思考のプロセスを間近で見ることができたのは、とても貴重な時間だったと思います。
【MODEL】
今回のワークショップでは、モデルとして音羽未来さんにご協力いただきました。
素敵な表情で、実践パートを彩っていただきました。ありがとうございました!
MODEL:音羽未来
Instagram:@otohamirai_
AGENCY:KEYSTONE WORKS
Instagram:@keystone_works
今の時代に、なぜ露出計が必要なのか
その後は、SEKONIC様からお借りした露出計を一人ひとり手に取り、
実際の現場でどのように使用するのかを学びました。
モニターや波形、False Colorなど、カメラ側でも露出を確認できる今の時代。
「なぜ、あえて露出計が必要なのか?」
そんな疑問を持っている方も多かったと思います。
しかし、チームとして現場に入り、照明部と一緒に仕事をする場合、
光について共通の言葉で会話するためには、最低限の理解や知識が必要になります。
実際に露出計を使いながら、現場ではどのように数値を読み取り、どのような会話をしているのか。
ここでも多くの質問が飛び交っていました。
CM撮影に近い形で行った物撮り実践
後半は、ビールを使った物撮りへ。
実際のCM撮影に近い形で、照明を組みながら撮影を行いました。

小道具を使って泡を出す方法。
グラスの中のビールを美しく見せるための光の当て方。
どこに光を置けば、立体的に見えるのか。
こうした細かな技術は、実際に目の前で見て、
試してみることで初めて理解できることも多いと思います。
これはまさに、現場でしか学べないことのひとつだったと思います。
最後まで続いた「学び」と「交流」
最後は交流会を予定していましたが……
時間が押してしまったこともありますが、参加者の皆さんの熱意もすごく、実践を続けながら、
そのまま交流会スタートとさせていただきました。笑

お酒を飲みながら、照明について話をしたり、仕事について話をしたり。
講師と参加者。
そして参加者同士も、それぞれの経験や考えを共有する。
単に講師から知識を教わるだけではなく、
そこに集まった人たち同士でも新しいつながりや会話が生まれていたことが、とても印象に残っています。

最後に
今回のワークショップを開催して感じたのは、技術や知識を学ぶことはもちろん大切ですが、
それと同じくらい、「本気で学びたい人たちが同じ場所に集まること」そのものに価値があるということです。
一人でオンライン動画を見ることもできる時代。
だからこそ、実際に光を見て、失敗して、質問して、話をする。
その場にいるからこそ得られる学びや刺激があるのだと思います。
今回参加していただいた皆さんにとって、
この一日が少しでも今後の映像制作につながる時間になっていたら嬉しいです。
そしてMEAL RECORDSとしても、今回のワークショップで生まれたつながりを大切にしながら、
これからも映像をつくる人たちが学び、刺激し合える機会をつくっていきたいと思っています。
単に学ぶ場所というだけではなく、
映像をつくる人たちがつながる「ハブ」のような場所にもなれたら嬉しいです。
そうしたつながりや学びを通して、
映像業界の価値を少しでも高めていけたらと思っています。
改めて、ご参加いただいた皆さま、講師のトッティーさん、
モデルさん、そしてご協賛・ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!