SNSを見ていると、企業のショート動画を目にする機会は確実に増えました。
採用、商品紹介、イベント告知、ブランド発信など、
動画は企業の情報発信において重要な手段になっています。
しかしその一方で、こんな声もよく聞きます。
「動画を作ってみたけれど、なんだか素人っぽい」
「SNSで見かける動画のようにならない」
「頑張って作っているのに、反応があまりない」
実際、多くの企業の動画は「悪くはないけれど、どこか素人っぽい」という印象になりがちです。
ではなぜ、企業のショート動画はそう見えてしまうのでしょうか。
よくある誤解の一つが、機材の問題です。
・カメラがいいものではないから
・照明がないから
・編集ソフトが簡易的だから
そう考える方は少なくありません。
しかし実際には、現在のスマートフォンのカメラ性能は非常に高く、
SNS上で見られる多くの動画もスマートフォンで撮影されています。
つまり、動画が素人っぽく見える原因は
機材ではないということです。
企業のショート動画が素人っぽく見える一番の理由は、
動画制作の「設計」がないことにあります。
多くの場合、動画制作は次のような流れで始まります。
「SNSをやろう」
「動画を撮ってみよう」
「スマホで撮影して編集してみよう」
ここまでは行動としては間違っていません。
しかし、この段階では動画制作の基本的な考え方が整理されていないため、
結果として「なんとなく作った動画」になりやすいのです。
動画には、見やすく、伝わりやすくするための基本的な考え方があります。
構図、カットのつなぎ方、テンポ、情報の順序など、
ちょっとした違いが動画の印象を大きく変えます。
その基準を知らないまま作ると、
どうしても素人っぽい仕上がりになってしまいます。
ショート動画は、実はとてもシンプルな構造で作られています。
長編の映像作品とは違い、
短い時間の中で情報を伝える必要があるため、
多くの動画には共通するパターンがあります。
例えば、
・最初の数秒で興味を引く
・見やすいカットの切り替え
・シンプルな構成
・短い情報の積み重ね
といった基本的な考え方です。
このような要素は、特別なセンスがなくても理解することができます。
ただし、この型は文章で読むだけではなかなか身につきません。
実際に撮影し、編集しながら理解していくことで、
初めて感覚として身についていきます。
動画制作を難しく感じる理由の一つは、
知識と実践の距離が遠いことです。
撮影の話を読んで理解したつもりでも、
実際にカメラを向けると迷うことが多くあります。
編集も同じです。
カットのタイミングやテンポは、実際に作ってみて初めて感覚が分かってきます。
そのため動画制作は、
本を読んだり情報を集めたりするだけではなかなか身につきません。
実際に手を動かしながら学ぶことで、ようやく理解できる分野です。
最近は、動画制作を外注するだけでなく、
社内で制作できる体制を作る企業も増えています。
理由はシンプルです。
動画は一度作れば終わりではなく、
SNS更新や情報発信など、継続的に作り続けるコンテンツだからです。
そのため、
・広報担当
・マーケティング担当
・採用担当
などが、基本的な動画制作を理解していると企業の発信力は大きく変わります。
弊社では、企業の担当者がショート動画制作の基本を学べるトレーニングプログラムを行っています。
スマートフォンを使った撮影のポイントや動画の構成、編集の基本などを、
実際に動画を制作しながら体験できる内容です。
単に知識を学ぶだけでなく、実際にショート動画を制作するところまでを体験することで、
社内で動画制作を始めるための具体的なイメージを持つことができます。
ショート動画を企業の情報発信に活用したいと考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
企業のショート動画が素人っぽく見えてしまうのは、決してセンスや機材の問題ではありません。
多くの場合、動画制作の基本的な考え方を知らないだけです。
その基礎を理解することが、企業の動画発信を大きく変える第一歩になります。
SNS動画を内製化する企業が増えている背景については、こちらの記事で詳しく解説しています。