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モニターが見えない時間に考えていること。露出計とカラーメーターの必要性

昨日は照明担当の現場でした。

いつもはカメラが目の前にあって、いつでもモニターで写りを確認できますが、
照明で入る時はなかなかそうもいきません。

カメラマンが来る前に先回りして仕込むこともあるし、
モニターがすぐに見れない場所で照明を組むこともあります。

一見不便に思えるけど、僕はこの時間が嫌いじゃない。
確認できない分、やはり考えるんですよね。

人間の目はとてもよくできていて、シャドウからハイライトまでバランスよく見えてしまう。
ですが、カメラのセンサーを通して見ると、そのレンジは思ったよりも狭い。

暗い部分はより暗く写り、明るい部分は簡単に白飛びしてしまう。
数値を確認しながらも、感覚も頼りに組み上げていきます。

頭の中には常に完成した画のイメージがあり、それを頼りに組み上げていく。
そして、思い通りになった瞬間の達成感は半端ないですね。やっぱり。

まずは照明を組む前に、肉眼で空間を観察する。
そしてビューイングフィルターを通し、手をつける前のシャドウ感やコントラストを確認する。

最初に考えるのは、何を足すかではなく、何が問題なのか。
問題とは、自分の頭の中にある完成イメージとのズレです。

コントラストが足りないのか、不要な反射があるのか、光が回りすぎていないか。
空間を観察しながら問題点を探し、その後で足りない部分を補ったり、不要な光を切っていく。
照明を組むというより、まずは空間を整えていく感覚に近いかもしれません。

また、露出計でノーマル(撮影時のカメラ設定値)からどれくらい差があるのかを確認する。
ハイライトもシャドウも数値で把握できれば、モニターがなくてもある程度の写りは想像できます。

昨日はホテルの撮影でした。

重要なのは、ただ明るく見せることではなく、高級感をどう作るか。
不要な光や反射を抑え、どうコントラストを出すのか。

シャドウを潰しすぎず、かといって見せすぎない。
その絶妙なバランスを探りながら、ギリギリを攻めていきます。

また、スタジオ撮影とは違い、ロケでは既にそこにある光を活かすことがほとんど。
だからカラーメーターも必需品です。

環境光の色温度やグリーン・マゼンタのバランスを把握しながら、追加する光を極限まで馴染ませていく。
照明を当てたことが分からないくらい自然でありながら、自分のイメージへ近づけていく。

少しでもチープに見える要素があれば、チーム全員で一つひとつ潰していく。
そうした積み重ねが、空間の質感や品格をつくります。

昨日もいつものチームだったので、終始ワイワイ楽しい時間でした。
気づけば、あっという間の1日。みなさんありがとうございました。

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▶︎映像制作の現場における露出計の必要性

▶︎映像制作の現場でプロがカラーメーターを使う理由

 

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