先日、子供の習い事の見学へ行った。
写真はその時のものです。
ただ様子を見守るだけのつもりでした。
けれど終盤、不意に空気が変わる。
今日が、ある先生の卒業の日でした。
偶然にも始まった、心のこもったお別れ会。
感情が動く瞬間は、いつも突然にやってくる。
子どもたちが一生懸命言葉にする「感謝」の言葉。
それに応えるように、先生がピアノの前に座る。
そして、弾き語りというサプライズ。
今日に限って、僕はなぜかカメラを持っていて、気がついたら夢中で回していた。
撮ろうと思ったというより反射に近い。(職業病かも)
最近少し距離を置こうとしていた、長年撮り続けてきたドキュメンタリーの感覚が蘇る。
演出も台本もない。ただ「感情が動く瞬間」を追いかける、あの熱量。
誰かのために流す涙や、震える声。
二度と戻らない「今」という時間。
うまく言えないけど、記録されるべき瞬間に、
必要な道具を持って、そこに居合わせた自分。
それはきっと、必然に与えられた小さな「役割」のような気がしました。
日常の中には、意識しなければ気づけない、意味のある瞬間がきっとたくさんあるはず。
それをちゃんと感じ取れる気持ちの余裕を、これからも持ち続けていたい。そう思った瞬間でした。
MEAL RECORDS代表 Director / DP 小泉勝幸