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モニターが見えない時間に考えていること。露出計とカラーメーターの必要性

作成者: Meal Records|2026.06.25

昨日は照明担当の現場でした。

いつもはカメラが目の前にあって、いつでもモニターで写りを確認できますが、
照明で入る時はなかなかそうもいきません。

カメラマンが来る前に先回りして仕込むこともあるし、
モニターがすぐに見れない場所で照明を組むこともあります。

一見不便に思えるけど、僕はこの時間が嫌いじゃない。
確認できない分、やはり考えるんですよね。

人間の目はとてもよくできていて、シャドウからハイライトまでバランスよく見えてしまう。
ですが、カメラのセンサーを通して見ると、そのレンジは思ったよりも狭い。

暗い部分はより暗く写り、明るい部分は簡単に白飛びしてしまう。
数値を確認しながらも、感覚も頼りに組み上げていきます。

頭の中には常に完成した画のイメージがあり、それを頼りに組み上げていく。
そして、思い通りになった瞬間の達成感は半端ないですね。やっぱり。

まずは照明を組む前に、肉眼で空間を観察する。
そしてビューイングフィルターを通し、手をつける前のシャドウ感やコントラストを確認する。

最初に考えるのは、何を足すかではなく、何が問題なのか。
問題とは、自分の頭の中にある完成イメージとのズレです。

コントラストが足りないのか、不要な反射があるのか、光が回りすぎていないか。
空間を観察しながら問題点を探し、その後で足りない部分を補ったり、不要な光を切っていく。
照明を組むというより、まずは空間を整えていく感覚に近いかもしれません。

また、露出計でノーマル(撮影時のカメラ設定値)からどれくらい差があるのかを確認する。
ハイライトもシャドウも数値で把握できれば、モニターがなくてもある程度の写りは想像できます。

昨日はホテルの撮影でした。

重要なのは、ただ明るく見せることではなく、高級感をどう作るか。
不要な光や反射を抑え、どうコントラストを出すのか。

シャドウを潰しすぎず、かといって見せすぎない。
その絶妙なバランスを探りながら、ギリギリを攻めていきます。

また、スタジオ撮影とは違い、ロケでは既にそこにある光を活かすことがほとんど。
だからカラーメーターも必需品です。

環境光の色温度やグリーン・マゼンタのバランスを把握しながら、追加する光を極限まで馴染ませていく。
照明を当てたことが分からないくらい自然でありながら、自分のイメージへ近づけていく。

少しでもチープに見える要素があれば、チーム全員で一つひとつ潰していく。
そうした積み重ねが、空間の質感や品格をつくります。

昨日もいつものチームだったので、終始ワイワイ楽しい時間でした。
気づけば、あっという間の1日。みなさんありがとうございました。

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