スタジオ撮影が終わったあと、
弊社ではセッティングをバラす前に内容を記録しています。
カメラ設定やライティング、被写体との距離や高さなど、
「セッティングシート」として残し、同じ環境を再現できるようにするためです。
今までは自分のノートに殴り書きしていたんですが、あとで見返すと自分でも読めないレベルで…汗
さすがにこれじゃダメだなということで、少し前からテンプレート化しました。
特にシリーズ案件や継続的なコンテンツ制作では、毎回同じルックを維持することが求められます。
ただ、感覚や記憶だけで再現しようとすると、どうしても微妙なズレが出てきます。
そこで、セッティングシートの出番です。
一見すると少し手間ですが、次回以降のセッティングはかなり楽になります。
毎回ゼロから組むよりも早く、しかも精度高く立ち上げられるのが大きなメリットです。
また、担当が変わっても同じルックを再現できるので、チームでの撮影にも向いています。
そういう意味でも、以前の記事で触れたような
露出計やカラーメーターをきちんと使えるようになっておくことは重要だと思います。
記録のタイミングは「機材をバラす前にやる」。これだけです。
時間が経つと、細かい数値や位置関係はどうしても曖昧になります。
そのためMEAL RECORDSでは、オリジナルのセッティングシートを用意して、
撤収前にさっと記入できるようにしています。
考え込まずに埋めていくだけで、必要な情報が一通り残る設計にしているのもポイントです。
MEAL RECORDSで意識しているポイントはこの3つ。
・数値はできるだけ具体的に残す
・ライティングは写真でも記録する
・あとで自分たちが再現できるかを基準にする
特にライティングは、数値だけでは再現しきれない部分が多いので、
全体と各灯体の位置関係をスマートフォンで撮影し、手書きの配置図としても残します。
さらに余裕があるときは、一言メモも残します。
これがあると、次回の微調整がかなりやりやすくなります。
実際にどんな内容を記録しているかというと、こんな感じです。
【基本情報】
案件名:
日付:
担当:
■ カメラ設定
・カメラ機種
・レンズ(焦点距離)
・F値(絞り)
・シャッタースピード
・ISO感度
・ホワイトバランス(K値)
・ピクチャープロファイル
・NDフィルター(1/2・1/4・1/8・1/16)
・三脚 or 手持ち/高さ/距離
■ ライティング
・機種名
・高さ/距離
・露出値/色温度
・ディフューザー
・フィルター種類
・アクセサリー(フレネル・リフレクターなど)
・補助(フラッグ・黒布・レフ)
■ セッティング図(手書き OR 写真)
・カメラ位置
・照明位置
正直ちょっと面倒な作業ではあるんですが、やっておくと次が本当に楽になります。
積み重ねていくことで、セッティングの精度もスピードも上がっていくので、
地味だけど大事な工程だなと実感しています。
MEAL RECORDS代表 Director / DP 小泉勝幸