「映像としては、すごくいいと思うんです」
動画を見終わったあと、
そう感じてしまうことも、実際にはよくあります。
でも同時に、こんな空気が流れることもあります。
「で、これ…どこで使うんだっけ?」
動画制作で一番もったいないのは、
クオリティが低いことだけではありません。
使われないことです。
「いい動画」と「使われる動画」は別もの
ここで言う「いい動画」とは、
・映像がきれい
・音楽が感動的
・なんとなく雰囲気がいい
そうした評価を受ける動画です。
一方、「使われる動画」は、
・どこで使うかが決まっている
・誰がどう使うかが想像できる
・社内で「これ使おう」と話が進む
動画です。
両者は重なることもありますが、
必ずしもイコールではありません。
使われない動画に共通する落とし穴
「いい動画なのに使われない」ケースには、いくつか共通点があります。
・用途が曖昧なまま作られている
・全員に配慮しすぎている
・使う現場のことが後回しになっている
結果として、誰も反対しないけど、誰も使わない
動画になってしまいます。
① どこで使うかが、最初に決まっているか
使われる動画は、完成する前に、使われる場所が決まっています。
・Webサイトのどこに置くのか
・営業資料として、どの場面で流すのか
・展示会で、どのタイミングで使うのか
これが決まっていないと、
動画は“置き場所のない成果物”になりがちです。
② 見てもらいたい相手が、絞られているか
使われる動画は、見てもらいたい相手が限定されています。
・競合と並べて比較している人
・応募するか迷っている人
・商談後に持ち帰って検討している人
すべてに向けようとすると、結局どこにも刺さらない。
まずは2〜3パターンに整理してみると、全体像が見えやすくなり、
言葉選びや構成も決めやすくなります。
③ 使う側の“都合”が考えられているか
動画を使うのは、多くの場合、制作に関わっていない人です。
・営業が、商談前にさっと目を通す
・会議前に、関係者がざっと見る
・展示会ブースで、説明のきっかけとして流す
そうした状況で、
・長すぎないか
・途中からでも意味が通じるか
・説明なしでも伝わるか
使う側の都合を想定している動画ほど、
自然と使われるようになります。
④ 「全部伝えない」勇気があるか
使われる動画は、伝えたいことを削っています。
・会社の歴史
・事業の詳細
・代表の想い
大切な情報ほど、入れたくなります。
でも、動画1本で全部伝える必要はありません。
「これは別の資料で伝える」そう割り切れるかどうかが、
使われるかどうかの分かれ目になります。
「使われる」かどうかは、制作前にほぼ決まっている
使われる動画かどうかは、編集や演出よりも前に、考え方の段階でほぼ決まります。
・どこで使うか
・誰に見せるか
・誰がどう使うか
ここが整理されていれば、派手でなくても、動画はちゃんと役に立ちます。
まとめ
「いい動画」を目指すこと自体は、悪くありません。
でも、会社にとって本当に価値があるのは、使われ続ける動画です。
そのために必要なのは、センスや流行よりも、使う前提で考えること。
動画を作る前に、「これ、どうやって使うんだろう?」
その問いから始めてみてください。
MEAL RECORDSが大切にしていること
MEAL RECORDSでは、「ただ美しい」だけでは終わらない、きちんと使われ、役割を果たす動画制作を目指します。だからこそ、撮影や編集の前に、どう使われるかを一緒に整理することを大切にしています。
関連記事
“使われる動画”にするためには、作り方だけでなく、制作前に何を整理しておくかという“上流工程”が非常に重要です。上流の整理から制作会社選びまでをまとめて理解したい方は、ピラー記事で全体像をご確認ください。
👉 企業広報が知っておきたい 「失敗しない動画制作」のための完全ガイド